万年筆を1本だけ持っています。
20代前半の頃、就職祝いか成人のお祝いだったかのように思うのですが、父に買ってもらったものです。
父からは、「万年筆なんて使わないよ・・・」と言われながらもどうしても欲しくて、MONTBLANCのショパンを買って貰いました。
ショパンはMONTBLANCの中ではリーズナブルな方なのでしょうが、わたしにとっては超高級品です。
カートリッジでも吸引式でも使えて、ボルドーのような色味も当時わたしが憧れていた「大人の女性」というイメージの色で、とても気に入っています。
一緒に買ったインクの色もとてもきれいです。
父の予言通り、やはりそんなに頻繁に使うことはないのですが、かれこれ十数年、放置し続けることは無く、年賀状に一言添えたり、家でゆっくり育児日記を書いたりする時に使っては幸せな気持ちになっています。
それにしてもインク壷のインクは十数年経っても普通に使えてすごいですね。
本当は仕事でも使えたらなと思うのですが、職場で使ってたら格好付けてると思われそう・・・と思って使えないチキンちゃんです。
それに大事すぎて、下手に持ち歩いて傷ついてもいやだし、と思う過保護っぷりです。
でもわたしもだいぶいい歳になってきたので、そろそろ普段使いにしても良い頃なのでしょうか。
ひとまずインクを干からびさせないように、この後はまた少し、育児日記でも万年筆で書いておきたいと思います。