はぴはぴな毎日

12歳長男、8歳次男との毎日を書いています。平日は仕事。週末のカフェ、子供とのお出かけ、旅行、着物、カメラなど、好きなことをのんびり書いています。

読書感想文 自己肯定感を高める子育て

長男(7歳男児)に手を焼くこの頃で、本屋さんに平積みされていた本を買ってみました。
7歳男児ってどうして毎日忘れ物をしたり、宿題をしなかったり、いつまでも朝の準備をしなかったり、
毎日同じことで怒らないといけないのかな、わたしが怒ると子どもも怒ってくるし、怒るの嫌だな・・・と思いまして。
ニューヨークタイムズベストセラー、UCLA医科大精神科教授、とか舶来物好きなわたしが好きな帯が付いていたので、
こちらを買ってみました。

「自己肯定感」を高める子育て

「自己肯定感」を高める子育て

  • 作者: ダニエル・J・シーゲル,ティナ・ペイン・ブライソン,桐谷知未
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2018/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本によると、子供の人生に必要な4つの資質は以下の通り。
・キレない力
・立ち直る力
・自分の心を見る力
・共感する力

脳のモデルについてもわかりやすく解説されていて、子供と一緒に知ることで、子供も自分の感情を制御しやすくなるとか。

大切なことは「プラス脳」を育くむことで、プラス脳の特長は以下の通り。
・柔軟性
・適応性
・一貫性
・活力
・安定性

この本で知った新しいこととしては、わたしは子供がいけないことをしたら、すぐにその場で注意した方が良いのだと思っていました。
すぐに注意しないと、あとで言われても、子供はなんで自分が叱られているかわからないかと思っていたからです。
でもわたしがこう考えるようになったきっかけは、以前何かで見たワンちゃんの躾の本だった気がします。
やっぱり人間の子供とワンちゃんを一緒にしてはいけなかったようで(笑)、こどもが怒ってレッドゾーンに入ってしまっている時には何を言っても無駄なので、まずは落ち着かせてグリーンゾーンに連れてきてから話して聞かせないと意味が無いそうです。
またこどもがグリーンゾーンにいられなくなってしまった時に、自分で戻って来られる方法を身につけさせることも書いてありました。
例えばお腹に手を置いて深呼吸する、などの動作でグリーンゾーンに戻って来られるように習慣づけさせる、というのは効果がありそうだな、と思いました。

子供が「自己肯定感」を高く持てていれば、成長し、自分の羅針盤を持って幸せをつかめるということが一貫して説明されています。
親が自分に問いかけるべきことは次の8つ。

1 わたしは、子どもが今の自分と将来なりたい自分を発見する手助けをしている?
2 子どもが参加している活動は、その子自身の内なる輝きを守り、キレない力、立ち直る力、自分との心を見る力、共感する力の発達に役立っている?
3 家族の予定はどう?みんなが学んだり想像したりできる余裕を与えている?それともあまりにも忙しすぎて、ただの子どもでいる時間がなくなっている?
4 必要以上に、成績や成果を強調している?
5 子どもがどんな子かより、何をするかの方が重要だと伝えてしまっている?
6 うまくやりなさいとせき立てているせいで、子どもとの関係が悪くなっている?
7 家族が議論していること、好きなこと、時間とエネルギーをかけていることなどの価値について、子どもとどんなコミュニケーションを取っているだろう?
8 子どもとコミュニケーションを取るとき、わたしは子どもの個性の輝きを強める手助けをしているか、それとも弱めてしまっているか

そして、子どもの自己肯定感を伸ばすために親が目標とすべきことは次の2点。

○親の望みを押し付けずに、子どもが自分の個性を生かして成長できるようにする
○子どもが豊かな人生を送るためのスキルと能力を養う機会を見逃さない

長くなりましたが、以上が概要だと思います。
その通りなのですが・・・・。
長男はピアノを習っているのですが、日々の練習をなかなかしないので、ついわたしは「早く練習しなさい!」と言ってしまったりするのですが、毎日それもストレスなので、言わなくて済むような方法はないかなぁなどと、小さい悩みを解決したかったわたしとしては、正直そう言われてもどうしたら良いのかわからない感じです。
ちなみにピアノを習うのをやめる?と聞いても、それは習いたいと言います。
子どもが忙しすぎることについては、気になっていはいますが、わたしが仕事をしていることもあり、子どもも学童にいるよりは習い事に行きたい
というので、習い事に行かせています。
習い事をやめて家でゆっくりさせてあげられればそれも良いのでしょうが、結局学童にいるのであれば習い事をしていても同じかな、と思ってしまったり難しいです。

読んだことはためにはなりましたが、今わたしが直面している課題の解決には残念ながら結びつきませんでした。

今年も懲りない長男とのバトルは続きそうなので、何か別の解決方法を探してみたいと思います。